準備預金制度とは(2)
今回は、この制度をつくった理由2つについて説明します。
①預金者保護
万が一、銀行が破綻したとしても、私たち預金者が預金を安全に引き出せるようにするため、銀行に積み立てを求めたというのが本来の趣旨だったと言われている。
②金融政策
メインの理由はこっちで、1957年の「準備預金制度に関する法律」によって金融政策の手段として導入されたそうです。
かつては預金準備率(日銀にお金を積み立てる割合)を上下させてお金の流通量を調整していましたが、今ではそのようなことはやっていません。
一方、中国では、トランプさんの関税引き上げ発表後に、預金準備率を引き下げると発表しました。
https://jp.reuters.com/article/china-economy-idJPKCN1SC033
今でも預金準備制度は、国によっては重要な政策として使われているようです。