アメリカ中古住宅販売件数とは

アメリカ中古住宅販売件数は、全米不動産協会(NAR)が中古住宅の販売件数を

集計したものです。

 

【相場との関係性】

件数が伸びれば景気が良くなっていると考えられるので、その国の通貨が

買われやすくなります(ドル高)。

 

また、住宅を購入した後に家具や家電などの耐久財もそろえるので、

販売件数が伸びれば耐久財関連の銘柄も伸びるかもしれないですね。

このようなことから、住宅販売は景気に対して先行性が高いと言われています。

 

そして、アメリカでは中古住宅の市場規模は新築住宅に比べてはるかに大きいので

(10倍程度)、新築住宅販売件数より市場の注目度は高いです。

 

【新築住宅販売件数との集計方法の違い】

住宅関係の指標には、商務省が発表する新築住宅販売というものもあります。

中古住宅販売件数は、所有権の移転が完了したものを数えていますが、

新築住宅販売件数は、販売が成立した時点での数字を集計しています。

そのため、これら2つの指標には1~2か月の時差があると言われています。